這是很多年前我從日本幼兒雜誌上copy來的童話故事。

最近在練習日文輸入法(算是忙碌之餘的消遣),就把這篇拿出來打,因為很有趣,就和大家一同分享。

因為是給學齡前兒童的親子讀物,所以其實不難,同學們可以一邊查字典、一邊試著閱讀(我也是這樣做),看完大家會發現,這篇故事結局真的很好笑。

                                          by   Janet00


 カメの遠足

 

 

 

イギリスの昔話 山室 静 再話/浅賀行男 絵

  

 

あるところに、三びきのガメがいました。

  

父さんガメと母さんガメと、息子のカメです。

  

三びきは、ある晴れた春の日にピクニックにいくことにしました。

  

ずっと遠くの、美しい森までいく予定をたてて、そのしたくにかかりました。

  

  

サケかん、タンシチューのかんづめ、サンドイッチ、オレンジュースそのほか、おもいつくかぎりの品物です。

 

 

三日ほどで準備ができましたので、いよいよバスケットをもって出発しました。

 

 

三びきは、歩きに歩きました。時は、どんどんたちました。

 

 

十八か月して、三びきはすわりこんでひと休みしましたが、まだ道の半分しか来ていないことがわかったので、また歩きだしました。

 

三年がかりで、やっと目的地につきました。

 

みんなは、バスケットをひらき、布をひろげて、その上に食べ物をひろげると、ほれぼれとそれを眺めました。

 

それから母さんガメはバスケットの中をのぞきました。

 

しまいには、ぜんぶひっくりかえして、ゆさぶりました。でも、さがしてるものは出てきません。とうとう、母さんガメがいいました。

 

かんきりをわすれてきたわ!」三びきは顔をみあわせました。さいごに、両親は、息子にいいました。

 

「ぼうや、おまえ取ってきておくれ!」

「えっ、ぶくが!あの長い道をはるばる取りにいくの?」と、息子はいいました。

 

「しかたがないじゃないか。かんきりがなくちゃ、どうにもならないもの。そのかわり、おまえがもどってくるまでは、じっと待ってるよ。」

と、父さんガメはいいました。

 

「じゃあ、ぼくが帰ってくるまで、なんにも手をつけないって約束する?」

「うん、約束するよ、安心しておいで。」

と、両親はいいました。

 

そこで、子ガメはのそのそはいだして、まもなく藪の中に消えました。

 

父さんガメと母さんガメは、待ちました。待ちに待って、また待って、まる一年たつと、おなかがすいてきました。でも、約束したことですから、また待ちました。

 

こうしてまた一年たら、また一年がたつと、ほんとうにおなかがすいてしまいました。

 

「どうでしょう、わたしたち、サンドイッチをひとつずつたべません?あの子にはわかりっこがないもの」

と、母さんガメがいいました。

 

「いや、かたく約束したんだからね。あいつが帰るまで待たなくちゃ」

と、父さんガメはいいました。

 

そこで、二ひきはまた待ちました。また一年がすぎ、また一年がすぎると、ふたりはもう空腹でボーッとしてきました。

 

「もう、六年ですよ。とっくに帰ってきていいはずだわ」

と、母さんガメがいいました。

 

「そうだな、帰るものなら帰ってこなくちゃならんはずだがなあ・・・・」

と、父さんガメはいって、それからいいたしました。 

「どうだろ、待ってるあいだに、サンドイッチをひとつずつ食べようか?」

 

二ひきは、サンドイッチをつまみあげました。ところが、いよいよ食べようとしたとたんに、小さい声がきこえてきました。

 

「あれっ、ぼくをだますんだな?」

それから、子ガメが藪の下から頭をつきだして、いいました。

「ぼく、かんぎりを取りにいかなくて、ほんとによかったなあ」

 

(おわり)

 

 

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